2009年にサービスを開始したWiMAXは「ネットが無制限で使い放題」というキャッチコピーで人気を博し、一気に契約数を伸ばしていきました。
当時は現在と違い、月間、日間共にデータ利用量の制限がありませんでしたので、事実上確かに無制限でネットを利用し放題のサービスでした。
しかし、契約者数が増え続ければ無制限で提供するのは難しくなり、2015年2月に新サービスとなるギガ放題を発表した際に「速度制限規制」を導入する事も併せて発表したのですが、それがある問題を引き起こしました。
ある問題とは、広告の表示に問題があるのではないか?というもので、「その広告を見て契約したのに内容が違う!詐欺じゃないか!」とユーザーが反発し、集団訴訟を起こすまでに発展したのです。
この一件以降、「WiMAXはダメなサービス」という声が挙がるようになりましたが、本当にそうなのでしょうか。
私自身WiMAXを使用し続けて3年近く経ちましたが、今現在までダメだなと感じた事はありませんし、今後も継続して使用し続けていこうとすら思っています。
確かに、広告表示は問題があったとは思いますが今は是正されていますし、それに便乗してサービスまでダメだ!という声を挙げるのは違うと思いますし、そういう人はそもそも現在は使っていない人ばかりであり、サービスが進化していっているのを実感出来てないだけなのでは?とも思うのです。
目次
繋がりやすさや速度はかなり改善されている
WiMAX批判の中で一番多いと感じるのが「速度や繋がりやすさに問題がある」というもので、確かに速度制限導入以降からこういった声を聞くようになりました。
しかし、WiMAXは以下の表の通り、最大通信速度は進化を続けています。
名称 | サービス開始 | 最大速度(下り) | 速度制限 |
---|---|---|---|
WiMAX | 2009年2月 | 40Mbps | 無し |
WiMAX2+ | 2013年10月 | 220Mbps | 3GB/3日 |
ギガ放題 | 2015年2月 | 440Mbps(※) | 10GB/3日 |
※エリアの対応状況によって異なります。
確かにサービス開始当初のWiMAXでは、繋がりにくかったり速度に安定性がなかったりしたそうですが、私自身が契約したWiMAX2+の時点ではそういった事は確認出来ませんでした。
私自身が実際に速度測定した結果を「WiMAX2+ギガ放題の速度は下り最大220Mbps?実際どれくらい出るのか測定してみた!」という記事で公開していますが、平均して30Mbps~40Mbps出る事は確認出来ています。
モバイルWi-Fiルーターとしてこの速度が出れば十分過ぎる程だとは思うのですが。
速度制限がかかった後も十分ネットの閲覧は可能
批判が出るようになったそもそもの要因である速度制限ですが、そもそも速度制限がかかった後も十分にネットの閲覧は可能です。
これも「WiMAXの3日3GB制限って越えたらすぐに速度低下するの?」という記事で書いていますが、速度制限後でも4Mbps程度の速度は確認出来ていましたし、速度制限がかかる期間も長いものではありませんので、そんなに批判するものなのか?と思います。
他のモバイルWi-Fiルーターサービスだって速度制限はあるものがほとんどですし、月間データ利用量の制限がないWiMAXは優秀過ぎる程ではないでしょうか。
繋がりにくいエリアが出てきてしまうのは仕方がない事
WiMAX批判の中で次に良く聞くのが「地方だと全然使い物にならない」というもの。
これは正直仕方がない話で、WiMAXに限らず大手携帯キャリアであっても電波の届きにくいエリアは存在します。
WiMAXが利用可能なエリアは順次拡大していますし、自分の住んでいるエリアで繋がるかどうか確認出来るようにWiMAXを15日間無料レンタルを提供しているくらいです。
参考:Try WiMAXレンタル – UQ WiMAX公式サイト
こんな取り組みをやっているのにも関わらず、「契約したら使い物にならなかった」みたいな批判をしている人を見ると、それはただのクレーマーなんじゃないかと思いますよね。
私は固定回線の代わりになり得るサービスだと思っています
私は以前にも記事にしていますが「WiMAXは固定回線の代わりとなるのか?実際にWiMAXだけで1ヶ月生活して感じる事」に書いている通り、WiMAXは固定回線の代わりになり得るサービスだと思っています。
もちろん、私がWiMAXを快適に利用出来る都会に住んでいるからというのはあるかもしれませんが、持ち運び可能で平均30Mbps~40Mbps出て、速度制限後もほぼ気にせず利用出来るとなれば、固定回線として使っても問題ないでしょう。
ネットの使用用途にもよりますが、ほとんどの人がスマートフォンを所持していて、ネット環境を2回線持っている事になりますから、固定回線を引く必要なんてほとんどないんですよね。
私はこれからもWiMAXを使用し続けるでしょうし、今まで散々WiMAXを批判し続けてきた人も、現時点の進化を続けているWiMAXを一度触れてみて欲しいなと思います。
それでもおかしいと感じるなら批判を続ければ良いと思いますけど、サービスの改善を続けている企業やサービスに対し、ひとつの地点で犯した過ちをずっと責め続けるのはおかしいんじゃないでしょうか。
2019年10月に一番お得にWiMAXを契約出来るプロバイダはキャッシュバック料金が34,500円のGMOとくとくBBです。
各種プロバイダのキャッシュバック料金を比較したい場合は「【2018年最新版】WiMAXキャンペーン完全比較!一番高額のキャッシュバックを受け取れるプロバイダはどこ?」の記事をご覧ください。
私はWiMAXを5年使っていて、無印WiMAXの無制限時代も経験しています。
確かに他の無線通信サービスに比較して、WiMAXは良サービスだと思います。
ただ、UQは「無制限」「固定回線代わり」というコピーで宣伝していました。
WiMAX2+炎上後に是正しましたが、あの時の釣り方は酷かったですよ。詳細知っていますか?
また、ざっと考えても無印時代に比べて、WIMAX2+は劣化しています。
・1年縛りから2年縛り
・更新月以外の解約料が増えた
・2台持ちできなくなった
最大通信速度が向上しているっていっても、所詮ベストエフォート。ブログ主さんは恩恵を受けているようですが、建物内に電波が入りにくいWiMAXではあんまり意味がないと思います。
とはいえ、ポケットWifiなんかよりはずっとマシ。
ワイモバイルで煮え湯を飲まされた人達に比べればWiMAXは良サービスです。
基本的にブログ主さんの意見はうなずけますが、炎上させたいと感じさせる記事の書き方が気になりました。
コメントありがとうございます。
確かに、誤認を与えるような表現をしていたのは事実ですし、あの宣伝方法は良くなかったと思います。
そして、もちろん都会に住んでいる人、繋がりにくい建物内に住んでいて便利に利用できないという人がいるのも分かります。
ですが、段々と是正されてきている状況の中、もうしばらくの間使ってもいないのに批判を言い続けているユーザーはいかがなものなのか?という気持ちからこの様な記事を書かせて頂きました。
炎上させたいという気持ちはありませんでしたが、結果的にそれに近い形になってしまったのはこちらの力不足と言わざる得ません。