今まで携帯料金を安くしたい!と願っても、選択出来るキャリアが3つしか無かったのでどうしようもありませんでしたが、格安SIMの登場により、携帯料金をかなり安く出来るようになりました。
しかし、中には「何故今まで3大キャリアが安くしてこなかったのに、格安SIMに切り替えるだけで安く出来るの?」と疑ってしまう人も多いでしょう。
安いのには訳がある!安かろう悪かろうだ!と思ってしまう気持ちも分かります。
では、格安SIMは何故3大キャリアよりも安く出来るのか、そのカラクリについて解説していきましょう。
格安SIM業者は基地局や設備を持っていない
格安SIM業者は、「MVNO」と呼ばれる事業者で、日本語で「仮想移動体通信事業者」という意味です。
「仮想」という言葉が付いている理由ですが、格安SIM業者は3大キャリアと違って、自社で基地局や設備などを持っていません。
その代わりに、3大キャリアから基地局や設備を「借りて」利用しているんです。
一方で、基地局や設備を自社で所持して運用している3大キャリアは、「MNO」と呼ばれ、日本語で「移動体通信事業者」という意味があります。
安く出来る大きな理由がここで、基地局の維持費用や設備投資が不要ですし、大手キャリアの様に全国にショップが無く、インターネット通販での販売が主となる為、固定費がほとんど掛からないのです。
不要なものをトコトン省いてるから安い
これだけ格安SIMが普及してきましたが、それでも3大キャリアを使用し続ける層は一定数存在します。
その理由で大きいのは、「お金を払っても良いからスマホをガッツリ使いたいから」だと思います。
各キャリアが高い理由として、「電話のかけ放題」や「パケット定額プラン」がセットとなっている事が大きな要因ですが、一方で格安SIMは「使いたい量だけ使う」という事が出来ます。
電話を使わない人は電話の無いプランを選択できますし、ネットをほとんど使わない人は1GBの少ないデータ量のプランを選択出来ます。
キャリアの様に広くユーザーを集める戦略ではなく、選んで使いたいユーザーを細かく刈り取るのが格安SIM業者の戦略なのです。
キャリアはスマホとセット購入が基本だから高くなってしまう
3大キャリアで契約する場合、スマホとセット購入が基本となります。
同時購入する際のスマホは最新モデルばかりなので、分割払いにしても月々の負担が重たくなってしまいます。
一方で格安SIM業者の場合、SIMフリー端末を使用するので、端末を一緒に購入しなくても契約する事が可能です。
中古で端末を購入しても良いですし、今まで使ってたキャリアがドコモの場合、ドコモの回線を借りている格安SIM業者であれば、そのまま端末を使用できます。
もちろん、格安SIMとスマホをセットで購入できるプランもありますが、月額基本料金が安いので、それでも3大キャリアと比べるとかなり割安に感じます。
格安だけどサポートはしっかりしてる
「格安」と名前が付いていますが、サポートはしっかりしています。
格安SIM業者は大手企業も続々と参入してきていますので、大企業のサービスであればサポート対応がしっかりしているのも当然の事です。
格安の理由は上記で解説している通りですので、怪しがらず、この機会に格安SIMを利用してみてはいかがでしょうか。
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