2015年頃から「携帯3大キャリアじゃなくて格安SIMならめちゃくちゃ安く出来るよ!」なんて話を聞くようになりましたが、実際の所やはりキャリアならではの信頼度だったり、「格安SIMは繋がりにくいんじゃないの?」という疑念を抱いていたので、どうにも格安SIMというものに乗り換える気が起きませんでした。
しかし、段々と格安SIM乗り換え組が増えてきているのを感じ、私自身も9年近く使い続けたソフトバンクから格安SIMに乗り換える事に決断。
数多くある格安SIM業者から1社を選ぶ時に私が調べた情報を1ページにまとめていきたいと思いますので、これから格安SIMに乗り換えたいと思っている人の参考になればと思います。
目次
先月の私の携帯料金(ソフトバンク)
月々の携帯料金ってクレジットカード払いだったので毎月確認する事もなかったのですが、いま大体毎月どれくらい支払っているのかを改めて確認してみる事に。
ソフトバンクのマイページにログインして確認した、先月の私の携帯料金が以下です。

合計:11,945円・・・!!
iPhone6Sの賦払金があるとはいえ、毎月こんなに支払っていた事に今更ながら気付きました。
毎月7,000円くらいかなと思っていたのですが・・・。
これを格安SIMに乗り換える事で、月々の支払い料金が2,000円とか3,000円くらいにまで抑える事が出来るとか。
それはもう乗り換えるしかないですよね・・・。
3大キャリア(au・ソフトバンク・docomo)だと月々の携帯料金はいくら?
さて、格安SIMに乗り換える前に、3大キャリアの月々の携帯料金はいくらくらいなのかを調査しておきましょう。
料金プランは各社それぞれありますが、私はiPhoneを利用したいのでそれ用のプランで比較してみます。(各社端末料金は計算していません)
auの基本料金プラン
オプション名 | 料金 | 詳細 |
---|---|---|
スーパーカケホ | 1,700円 | 5分以内の通話は何度でもかけ放題 |
データ定額5(5GB) | 5,000円 | 月間のデータ通信量が5GBまでのプラン |
LTE NET | 300円 | ネットに繋ぐ為の基本料金みたいなもの |
合計金額 | 7,000円/月 |
ソフトバンクの基本料金プラン
オプション名 | 料金 | 詳細 |
---|---|---|
通話定額ライト | 1,700円 | 5分以内の通話は何度でもかけ放題 |
データ定額 5GB | 5,000円 | 月間のデータ通信量が5GBまでのプラン |
ウェブ使用料 | 300円 | ネットに繋ぐ為の基本料金みたいなもの |
合計金額 | 7,000円/月 |
docomoの基本料金プラン
オプション名 | 料金 | 詳細 |
---|---|---|
カケホーダイライトプラン | 1,700円 | 5分以内の通話は何度でもかけ放題 |
データMパック | 5,000円 | 月間のデータ通信量が5GBまでのプラン |
spモード | 300円 | ネットに繋ぐ為の基本料金みたいなもの |
合計金額 | 7,000円/月 |
各社それぞれオプション名には若干違いはあるのですが、全社にほぼ同じオプションが用意されており、しかも全て同じ料金になっています。
何か協定でも結んでいるんでしょうか・・・?これじゃいつまで経っても大手キャリアの携帯料金が安くならないのも納得出来る気がします。
大手キャリアが料金を下げないなら格安SIMに乗り替えちゃおう!
どうも大手キャリアは料金を下げる気がさらさらない気もするので、それだったら絶対に格安SIMに乗り換えてしまった方が月々の料金を抑えられてお得なはずです。
「携帯会社を乗り換えるのってなんだかめんどくさそう・・・」
「やっぱりなんだかんだ言って大手キャリアの方が信頼度があるから・・・」
なんていう理由も分かるっちゃ分かるんですが、だからといってこんなに高い料金を支払い続けるのもどうかと思うのです。
このページで格安SIMの仕組みや乗り換え方、おすすめの格安SIMサービスなどを分かりやすく解説していくので、是非とも参考にした上で乗り換えるかどうかを判断してみてください。
そもそも格安SIMって何?
スマートフォンや携帯電話の中には、利用者の個人情報などが含まれた「SIMカード」というものが挿入されています。

大手キャリアで契約したSIMカードの場合、そのSIMカードはキャリアで契約した端末でしか利用する事は出来ません。この事をSIMロックと言います。
一方でどんなSIMカードでも自由に抜き差しして出来る端末を「SIMフリー端末」と言い、格安SIMで運用するスマートフォンはこのSIMフリー端末になります。
格安SIMっていうくらいだから品質はちょっと劣るんじゃないの?
これはネーミングミスだと思うのですが、確かに日本人は「格安」とか「激安」っていう単語を見ると、「安いけど品質は低いんだろうな」と思ってしまう人も多いでしょう。
しかし、格安SIMサービスでは大手のキャリアから回線を借りて運用しているので(現在では全ての格安SIMサービスでau回線かdocomo回線のどちらかを利用しています)、品質が著しく低いという事はあり得ないのです。
例えば、格安SIMサービスの「UQ Mobile」が発表しているデータだと、多くのサービスで通信速度が「約10Mbps程度(下り)」出ていると公表されていて、LINEやネットサーフィンなどの通常利用程度なら十分快適に利用出来る事が分かります。

格安SIMへの乗り換え方法全手順
それでは、格安SIMへ乗り換える為には何をしたら良いのか?その全手順を分かりやすく解説していきます。
自分が月々どれくらいネット(データ容量)を使用しているか確認する
大手キャリアの場合「パケットし放題」などの基本ネットプランでは「月7GB」までネットを使用する事が出来ました。
しかし、めちゃくちゃスマホを常に見続けている人ならまだしも、通勤時間のちょっとしたネット閲覧とLINEくらいしか使わないよ!という人は月に7GBも利用していない事がほとんどです。
格安SIMの契約では月に使用するネットのデータ容量を選択して契約するので、まずは自分が月々どれくらいネットを使用しているのかを確認してみましょう。
◆ソフトバンクのデータ使用量の確認方法
- My Softbankにログインする
- 料金・支払い管理から最新月の「請求書を見る」をクリックする
- 「請求明細をみる」をクリックし進んだ先から「通信使用量」を確認する
◆docomoのデータ使用量の確認方法
- My docomoにログインする
- 「料金や支払い状況を確認したい」を選択する
- 「利用明細・履歴の確認」の中の「ご利用データ量確認(当月ご利用分)」を選択
◆auのデータ使用量の確認方法
- auお客様サポートにログインする
- LTE通信量合計の欄に今月使用しているデータ利用量が表示されているので確認する
では、私はソフトバンクですので実際にどれくらいのデータ容量を使用しているのかを確認してみましょう。
私のソフトバンク端末での2016年11月のデータ使用量が以下になります。

毎月5,000円で7GB分のデータ容量を購入しているのに、月に4GBも満たないというのは非常にもったいないですね・・・。
私は家にWi-Fi環境があるので本体で通信する場合は外出するのみですし、この数字を見る限り「月5GBのプラン」を契約すれば十分そうだなという事が分かります。
おすすめの格安SIMサービスの紹介は下でゆっくり解説しますが、例えば「楽天モバイル」の場合音声電話付の月5GBプランですと2,150円となっていますから、半額以上の割引となるわけです。
SIMフリー端末を用意しよう!
自分が月々どれくらいネットを使用しているかを確認出来たらSIMフリー端末を用意します。
最新のものが使いたかったらApple公式サイトでiPhoneのSIMフリー版を購入しても良いですし、こだわりがないのであれば各格安SIMサービスを契約する際に「端末セット」で契約してしまうのが一番無難かなと思います。
また、上でも少し説明していますが、格安SIMサービスは基本的に「auもしくはdocomoの回線」を借りて運用していますので、今までそのどちらかのキャリアで契約していた人はそのままの端末で乗り換えた後も使用する事が可能です。
ここで注意が必要なのですが、端末によっては使用出来ない可能性があり、各格安SIMサービスでは必ず「使用可能端末」の一覧がありますのでそちらでしっかりと確認してから契約してください。
後ほどおすすめの格安SIMサービスを紹介しますが、そこで「どの回線を使用している格安SIMなのか?」を明記しておくので参考にしてみてください。
今使っている電話番号を引き継ぐ場合は番号ポータビリティ(MNP)を利用する
おそらく多くの人が「今使っている電話番号を格安SIMに乗り換えても使いたい!」と思っているはずです。
そんな人の場合番号ポータビリティ(MNP)を利用する事で、電話番号をそのままに他キャリアや格安SIMに乗り換える事が可能です。
手順はとても簡単で以下の通りです。
- 今現在使用しているキャリアでMNP予約番号を受け取る
- 格安SIM契約時にMNP番号を要求されるので入力する
これだけです!とっても簡単ですよね?
MNP予約番号は各キャリアのショップで受け取る事も可能ですし、電話で受け取る事も可能です。
各キャリアのMNP予約番号受け取り専用番号が以下になります。
キャリア名 | MNP予約番号専用ダイヤル | 受付時間 |
---|---|---|
ソフトバンク | 0800-100-5533 | 9:00~20:00 |
au | 0077-75470 | 9:00~20:00 |
docomo | 0120-800-000 | 9:00~20:00 |
MNPはキャリアから解約して乗り換えるという扱いになりますので、契約月以外での解約の場合「解約違約金」が発生する場合があります。
ここまで準備が出来たら後は格安SIMを契約するだけ!
ここまで準備が出来たら後は格安SIMを契約するだけです。
今まで使っていたキャリアや通信プラン、音声通話が必要なのかどうか?など、自分に一番合った格安SIMサービスを契約しましょう!
どこの格安SIMがおすすめなの?
結局大事なのは「どこの格安SIMを使うのか?」という点です。
それぞれのサービスによって料金プランも違えば、オプションサービスにも違いがあります。
私自身「楽天モバイル」に乗り換えたのですが、乗り換え時に検討したサービスでおすすめ出来そうなものを紹介していきますので参考にしてください。
私も乗り換えた楽天モバイル

楽天モバイルおすすめプラン | |
---|---|
プラン名 | コミコミプランL |
回線 | docomo回線 |
月額料金 | 2,980円 |
月間データ容量 | 4GB |
最低契約期間 | 2年間 |
私が「楽天モバイル」に乗り換えた理由として、今まで楽天市場を結構な頻度で利用するユーザーだった事(楽天ポイントが溜まるし使える)、身近な友人が楽天モバイルを使用していて回線の繋がり具合や快適さを聞いても特に不満はないとの返答が来た事が挙げられます。
楽天モバイルでは「5分以内の通話なら何度でもかけ放題のオプション」があり、私自身通話の回数は多いが長電話は少ない、というユーザーにはありがたいオプションかなと思います。
私はSIMフリーのiPhone7を購入して楽天モバイルに申し込みましたが、端末にこだわりがない人の場合は、端末とセットになったコミコミプランがおすすめです。
SNSを沢山使う若者向け格安SIM「LINEモバイル」

LINEモバイルおすすめプラン | |
---|---|
プラン名 | コミュニケーションフリープラン5GB(音声通話付) |
回線 | docomo回線 |
月額料金 | 2,220円 |
月間データ容量 | 5GB |
最低契約期間 | 1年間 |
おそらく昨今ではキャリアメールなんて使わずにLINEで連絡を取り合っている人が多いのではないでしょうか。(私自身もほぼLINEかチャットワークです)
そんなLINE株式会社が格安SIMサービス「LINEモバイル」を始めたのですが、これがかなり若者向けのサービスとなっています。
というのもLINEモバイルには「コミュニケーションフリープラン」というオプションがあり、こちらの場合「LINE、Twitter、Facebook、Instagram」の4つのサービスがデータ通信量0で利用し放題なのです。
若者がスマホでデータを消費するのってLINEかSNSくらいだと思うのですが、これらが全て通信量0で使い放題な為、そもそもの契約データ容量を限りなく抑える事が出来ます。
au回線でもっともおすすめなのがUQモバイル

UQモバイルおすすめプラン | |
---|---|
プラン名 | データ高速+音声通話プラン |
回線 | au回線 |
月額料金 | 1,680円 |
月間データ容量 | 3GB |
最低契約期間 | 1年間 |
今現在auで契約していて、そのままのスマホを継続して使用しながら格安SIMに乗り換えたい場合もっともおすすめなのがUQモバイルです。
その理由ですが、UQモバイルはWiMAXを運営しているUQコミュニケーションズが提供しているサービスなのですが、その親会社がauを運営しているKDDIなんです。
つまり、事実上au回線を好き放題に使っても文句を言われる事がないので、通信環境やスピードがかなり安定しているのです。
格安SIMでは混雑時間帯(ランチタイムなど)では若干通信速度の低下がみられるのですが、UQモバイルの場合はどの時間帯でもau回線とほぼ同等の繋がりやすさをみせています。
「大手キャリアから乗り換えたいけど、通信環境はしっかり整って欲しい」と思っている人におすすめのサービスです。
au回線とdocomo回線が選べるmineo(マイネオ)

mineo(マイネオ)おすすめプラン | |
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プラン名 | デュアルタイプ3GBプラン(Dプラン) |
回線 | au/docomo回線 |
月額料金 | 1,600円 |
月間データ容量 | 3GB |
最低契約期間 | 無し |
基本料金が安めに設定されていて人気なのがmineo(マイネオ)です。
mineoではau回線・docomo回線と二つの回線で契約する事が出来るので、どちらかのキャリアを利用している人はそのままスマホを継続して使用可能ですので非常に乗り換えやすいです。
また、mineoが人気の秘密が「最低契約期間」がない事。
基本的に今の回線業界では大手キャリアや光回線など、二年契約が当たり前となっていて、なかなか途中での解約がしにくい状態となっていました。
しかし、格安SIMサービスでは基本料金も低い上に端末のセット購入しなくても良い状況が生まれているので、mineoの様に最低契約期間が設定されていない格安SIMサービスも登場してきているのです。
とりあえず乗り換えてみて通信スピードや繋がりやすさに不満があるのであれば解約してしまえば良いし、お試しで格安SIMを始めてみたいという人にはおすすめです。
月々の携帯料金を安くしたいなら格安SIMに乗り換えた方が絶対に良い!
数年前までは携帯電話の契約といったら3大キャリアくらいしか選択肢がなく、高い料金だとしても渋々支払うしかありませんでしたが、今は違います。
数多くのキャリア、格安SIMサービスの中から自分に合ったサービスを選択し契約する事で、料金面で見たり通信環境で見たりなど、選択肢が大きく広がりました。
実際に私自身も格安SIMに乗り換えて、月々7,000円近く安く出来そうなので、年間で考えると8万以上の節約にもなり、ほんと早く見直すべきだったなと後悔しています。
今の携帯料金が不満で格安SIMに乗り換えたい!と悩んでいる人に少しでもこの記事が参考になれば良いなと思います。
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